犬の胸部に溜まった水が体内の臓器を圧迫する病気 体内の水分を代謝する機能に異常が発生したことにより、心臓や肺を包んでいる胸膜に、漏れ出した体液や血液が溜る病気です。 胸水が溜まる原因は、はっきりとはわかっていませんが、心臓病や癌が原因となることが多いです。
犬 腹水 なぜ?
腹腔内、つまりお腹の中で発生した強い炎症によって、腹膜の血管から水分が染み出します。 強い炎症を引き起こす原因として、腹壁を貫通する外傷や、子宮蓄膿症などの感染を伴う病気などがあります。 また、腹壁消化管穿孔によって消化管内容物が漏れ出してしまった場合も、腹腔内に細菌感染が広がり、強い炎症を引き起こします。
なぜ胸水がたまるのか?
胸水とは、胸腔(厳密には2つの胸膜の間)に液体が異常にたまることや、その液体自体のことをいいます。 胸腔に液体がたまる原因としては、感染症、腫瘍、外傷、心不全、腎不全、肝不全、肺血管の血栓(肺塞栓症)、薬物など、数多くあります。 症状には、呼吸困難や胸痛などがあり、特に呼吸やせきをしたときに現れます。
犬 腹水が溜まるとどうなる?
食欲の低下、元気がなくなる 腹水により胃や腸が圧迫されることによって、犬は食欲が低下します。 また、腹水が溜まることでおなかが重くなって動きがのろのろしていたり、フードが食べられないことによるエネルギー不足で元気がなくなったりします。