パンパンにむくみ、じっとりと冷たく、さらに浮腫により運動の制限も出てきます。 これらの状態が腸管にも及んでいれば当然、消化管の運動自体が阻害される訳ですから食欲低下につながるのです。
心不全 食欲不振 なぜ?
左心不全の場合は肺からの血液が心臓に戻れなくなり、肺の毛細血管の圧力が高まって胸水が生じます。 すると酸素や二酸化炭素のガス交換が阻害され、呼吸苦となります。 これにより倦怠感が生じ、食欲不振につながります。
心不全 むくみ なぜ?
心不全になると、心臓から十分な血液を送り出せなくなり、体に必要な酸素や栄養が足りなくなるので、坂道や階段で息切れがしたり、疲れやすくなります。 腎臓に流れる血液が少なくなって尿の量が減り、水分が体内に貯留してくると、足の甲やすねのあたりがむくんだり、体重が1週間で2~3キロ増加したりします。
心不全 消化器症状 なぜ?
消化器症状の原因 心不全による消化器症状は、全身の静脈のうっ滞からくる腸管浮腫や肝腫大が原因で出現することがほとんどです。 消化器症状と同時に下肢に浮腫や末梢冷感を認めたら、心不全と考えてよいでしょう。 ほかにも、胸水や腹水、体重増加などが認められます。
右心不全 浮腫 なぜ?
右心系のポンプ機能が低下する(右心不全)と全身からの血液が心臓に戻ってこられないために全身に血液が鬱滞してしまいます。 その結果、浮腫(顔面や両足のむくみ)、体重増加、食思不振などを認めます。