全部位合計のがんの罹患率は、女性の30代後半から50代前半にかけては男性より高いものの、50代後半で逆転します。 そして、男女とも50代から増加し始め、高齢になるほど高くなります。 特に、60歳代に入ると、男性の罹患率が一気に上昇します。 晩婚・晩産の昨今、50代はまだまだ子どもにお金がかかる年代です。
何癌が多い?
2020年の部位別がん死亡数を死因順位別に見ると、トップは男性が肺がん、女性が大腸がんです。 がん罹患数は男女ともに膵臓がんが増加している一方で、男女ともに肝臓がんが減少傾向にあります。 また、女性では子宮頸がんが増加傾向にあります。
がん 年齢 なぜ?
高齢者ががんになりやすい理由 細胞のエラーなどで細胞が異常に増殖してしまい「できもの」のようになってしまい、その増殖が止まらないために「悪性」と呼ばれ、人を死に至らしめます。 年齢を重ねるうちに細胞のエラーが多くなったり、その修復能力が下がったりするため、高齢者ほどがんになりやすくなります。
癌の発症率は?
生涯でがんに罹患(りかん)する確率は、男性65.0%(2人に1人)、女性50.2%(2人に1人)となっています。
癌はいつの時代から?
いまや日本人の死因第1位となったがんだが、最初にその痕跡が見られたのは、4200年前のエジプト人女性のミイラ。 このミイラの骨から乳がんの証拠が発見された。 さらに、エジプトで発見された2250年前の男性のミイラには、前立腺がんが骨に転移した痕跡が多数確認されている。