高カリウム血症の一般的な原因としては,カリウム保持作用のある薬剤,腎機能不全,副腎機能不全,細胞の崩壊が起こる疾患(例,横紋筋融解症,熱傷,軟部組織または消化管への出血)などがある。 高カリウム血症は,心毒性が出現するまでは通常無症候性であるが,筋力低下を呈する患者もいる。
高カリウム血症になるとどうなる?
高カリウム血症になると、悪心、嘔吐などの胃腸症状、しびれ感、知覚過敏、脱力感などの筋肉・神経症状、不整脈などが主な症状として現れます。 カリウム値が7〜8mEq/Lを超えると突然心臓の機能に異常が出るなどの危険性が生じます。 高カリウム血症の原因には次のようなことが挙げられます。
低カリウム血症の原因となるのはどれか?
低カリウム血症を引き起こす原因には3通りあり、①食欲不振や偏食によるカリウムの摂取不足、②体外へのカリウム排泄の亢進、③血液中から細胞内へのカリウムの移動、です。 体外にカリウムが排出されるルートとしては消化管からと腎臓からの2つがあります。
偽性高カリウム血症の原因になるのはどれか。?
偽性高カリウム血症の原因として多いのが溶血である。 溶血とは血液中の血球細胞膜が極度の伸展や損傷のために破れ、細胞内液が流出する現象である。 カリウムは細胞内の主要な陽イオンであり、体内のカリウムのほとんどが細胞内に分布しているため、溶血が起きると、血清カリウムの濃度が上昇する。
高カリウム血症 いくつから?
血清カリウム値は5mEq/L以上が高カリウム血症となります。 腎機能が低下すると血液中の「カリウム」が高くなります。 飲食で体の中に入ったカリウムは、主に尿として捨てられます。 腎機能が低下してくると尿で捨てられるカリウムの量が減ります。