加齢により渇中枢機能が低下することでのどの乾きを感じにくくなり、飲水の機会が減るため脱水が起こりやすくなる。 加齢により身体の活動性は低下するが、脱水の原因にはならない。 加齢により尿の再吸収は減少し、腎臓のナトリウム保持機能は亢進ではなく低下するため、尿量が増えて脱水を起こしやすくなる。
加齢によって高齢者に脱水が起こりやすくなる理由はどれか。2つ選べ。 (複数選択) *?
2つ選べ。 加齢に伴って骨量は減少するが、脱水とは直接的に関連はない。 加齢に伴って体内の水分量が減少するのは、主に水分を蓄える筋肉が減少することが原因となり、脱水を起こしやすくする。 加齢に伴う動脈硬化により末梢血管抵抗は増強するが、脱水とは直接的に関連はない。
高齢者 脱水 なぜ?
一般的に高齢者の身体の水分量は、若い頃に比べると約10%減り、約50%だといわれています。 つまり、身体の中の水分量が少なくなるため、若い頃より脱水症になりやすいといえます。 さらに、加齢とともに喉の渇きを感じる「口渇中枢」が減退するため、実際には水分が必要な状態であっても喉の渇きが感じにくくなります。
高齢者が脱水になりやすい理由で適切なのはどれか?
加齢によって、水分を多く含む筋肉が減少するため、高齢者は脱水になりやすい。
老年期にみられる身体的な変化はどれか?
老年期にみられる身体的な変化はどれか。 加齢に伴い血管の弾性が低下し、血管内腔が狭くなるため、血管抵抗は増大する。 それゆえ、老年期には高血圧を来しやすい。 加齢に伴い消化管運動が低下するため、老年期には便秘が生じやすい。