ぎんなん【ぎんなん(銀杏)】 〈ぎんあん〉の転訛した語で,近世にはイチョウそのものをもいったが,今はイチョウの種子を指す。 食用部位は,白く堅い内種皮の中にある黄緑色の胚乳で,おもな成分は糖質34.5%,タンパク質4.7%,脂質1.7%など,ほかにカロチン,ビタミンCを比較的多く含んでいる。
イチョウ 銀杏 どこの部分?
普段私たちが食べているぎんなんは、いちょうの樹に なる実(果肉)の中の、さらに殻に包まれた胚乳の部分で す。
ぎんなん 分類?
●イチョウ科イチョウ属
漢方 ぎんなん?
銀杏には肺気を収斂し、喘咳をおさめ、著しく痰量を減少させる効能があります。 そのため麻黄、甘草を配合し、喘息、痰による咳嗽には、鴨掌散を用います。 収渋止帯の効能としては、易黄湯があります。 銀杏には除湿と収渋の効能があるので、蓮肉、胡椒、烏骨鶏と一緒に煮て食べても治療効果がよいのです。
銀杏の産地はどこ?
平成29年産特産果樹生産動態等調査によると、ギンナンは全国で605トンの出荷量でした。 主な生産地は、愛知県(138トン)、大分県(120トン)福岡県(71トン)となっています。