食欲不振になると、食事をあまりしなくなることによって健康を維持するのに必要な栄養素やエネルギーが摂れなくなり、低栄養状態になる危険があります。 低栄養状態になると、免疫力が落ちる、骨がもろくなる、皮膚の炎症がおこるなどの症状がでることがあります。
ご飯を食べなくなったらどうなる?
また食事を抜くと、体内のブドウ糖の備えがすぐに欠如し始めるとのこと。 脳が正常に機能するための燃料がないため、集中するのが困難になる。 その他にも、低血糖はふらつき、発汗、苛立ちといった症状を引き起こすことも。 つまり、脳と体がエネルギーに飢えていると食べ物以外について考えるのは難しくなるということ。
高齢者 何も食べない?
高齢になると食事量が低下する傾向はありますが、変化には個人差があります。 食事量が低下する原因には、加齢による咀しゃく力や消化吸収能力の低下など食べる機能に関すること。 さらに活動量が減ることで空腹を感じにくい、あるいは食事環境や精神的な影響などさまざまな理由が考えられます。
高齢者の食欲がない病気は?
食欲不振に陥る体の病気としては、風邪やインフルエンザ、慢性胃炎や胃潰瘍などの消化器官系の病気やがん、心不全などのびょきの原因も考えられます。 食事中に頻繁にむせている場合や食後の喀痰が増えたら誤嚥性肺炎のリスクもあり、誤嚥性肺炎は高齢者の自覚症状が無いことのあるので注意が必要です。
食事が取れない高齢者の余命は?
老衰と診断されてからの余命は、ある病院では平均1.9ヶ月というデータがあります。 口から食事が取れなくなって、点滴のみでの余命は3ヶ月程度。 点滴を全くしない場合の余命は5日〜7日程度、長くても10日間ほどと言われています。