骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。 日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
骨粗しょう症 どのような症状?
骨粗しょう症はどんな症状が出ますか? 骨の強度が弱くなることで体が重だるくなったりします。 また、骨折などをきたすと、腰痛の原因にもなります。
骨粗しょう症 どうなる?
骨粗しょう症になって骨がもろくなり、背骨がつぶれてしまうと、身長が縮んでしまうのです。 1度背骨に骨折が生じると、再骨折のリスクも高くなります。 気になる症状があれば、そのままにせず、早めに医療機関を受診しましょう。 4cm以上身長が縮んだ人は積極的に骨密度検査やレントゲン検査を受けることが推奨されています。
骨密度の低下の症状は?
骨密度は非常にゆっくり低下するため、初期の骨粗しょう症では何の症状も起こりません。 症状が一切出現しない患者もいます。 しかし、骨粗しょう症によって骨折が起こると、骨折の種類に応じて痛みが出ることがあります。 骨粗しょう症患者では骨折の治りが遅い傾向にあり、骨折によって脊椎の弯曲などの変形が生じることがあります。
骨粗しょう症 どんな人に多い?
過去に骨折したことのある人、タバコを吸う人、お酒を多く飲む人、ステロイド系のお薬を使用している人、両親に骨折歴[特に太ももの付け根の骨折]のある人、運動不足の人や、体を動かすことが少ない人は骨粗鬆症になりやすいといわれています。