最初は軽い痛みですが、徐々に強い痛みに変わっていきます。 体を動かしたり、転移した場所に体重がかかると、強く痛むこともあります。 骨が弱くなるため、ちょっとした力がかかるだけで骨折することがあります。 脊髄(背骨の内側にある神経の束)が、がんや骨折などで圧迫され、痛みや筋力低下、手足のしびれや麻痺などが起こります。
骨に転移した癌の痛みってどんな感じ?
骨転移が起こると腰や肩、背中あたりに痛みが生じることがあります。 転移部分の骨がもろくなり、小さな衝撃を受けるだけで骨折しやすくなるというのも症状の一つです。 背骨に転移した場合、大きくなった腫瘍に脊髄が圧迫されて、しびれを感じることもあります。 また、しびれだけでなく痛みを感じる方も。
乳がんの骨転移の症状は?
乳がんが転移した骨からカルシウムが溶け出し,血液中のカルシウム濃度が高くなることがあります。 高カルシウム濃度では,のどが渇く,胃のあたりがむかむかする,尿の量が多い,お腹が張る,便秘気味になる,ぼーっとする,などの症状が現れます。 治療が遅れると脱水症状が強くなり,腎臓の働きが落ちるため,早めの治療が必要です。
骨転移 どうやってわかる?
骨転移の有無や広がりの程度は、骨シンチグラフィー(骨シンチ)やCT、MRIなどの画像検査で確認します。 また、近年の画像技術の進歩に伴い、新たな画像検査方法の実用化が進んでいます。 各種検査方法については、担当医師にお尋ねください。
癌の骨転移の症状は?
骨転移では痛み、骨折、麻痺、高カルシウム血症などの症状が高頻度で見られます。 骨転移で生じる痛みとしては、がんそのものが産生する発痛物質で起こる痛みがあります。 また、がんが大きくなって周囲の神経を圧迫して発生する痛みや、骨折による痛みもあります。 一方、脊椎に転移したがんが脊髄を圧迫すると麻痺が現れます。