血液やリンパ液に流れ出たがん細胞は全身の臓器に転移し得ますが、乳がんの場合、リンパ節、皮膚、骨、肺、肝臓、脳への転移が比較的多くみられます。
乳癌はどこに転移しやすい?
乳癌から転移しやすいのは、リンパ節、肺、骨、脳、肝臓など。 その中で最も多いのが、乳房から近いリンパ節です。 その次に多いのが血液循環の中心となっている肺、そして骨の部位となっています。
乳がん 骨転移 どこ?
乳がんの術後10年以上経っても骨に転移することがあります。 転移の多い部位は,腰椎(ようつい),胸椎(きょうつい),頸椎(けいつい)といった椎骨(ついこつ)(背骨)や,骨盤,肋骨(ろっこつ),頭蓋骨(ずがいこつ),上腕骨(じょうわんこつ),大腿骨(だいたいこつ)などです。
乳がんの最初の転移は?
乳がんがまず転移しやすいのは、がんが発生した乳房と同じ側の 腋 わき の下のリンパ節です。 がんの進行度を表す病期(ステージ)は、がんの大きさや転移の状況によって分類されます。 わきのリンパ節に転移がある場合はステージII期以降に分類されます。
乳癌の転移の症状は?
遠隔転移の症状骨への転移:転移した部位の痛み(腰椎なら腰痛、肋骨なら胸の側面の痛み、胸骨なら胸の前のほうの痛みなど)、のどの渇きや吐き気などを伴う高カルシウム血症の症状など肺への転移:息苦しさ、咳などリンパ節への転移:首回りやわきの下の腫れなど脳への転移:頭痛、めまい、手足のしびれ、吐き気など