神経性過食症の場合、5〜10年間経過観察した結果、半数が完全に回復し、1/3はある程度の回復を認め、10〜20%程度は同様の症状が続くと言われています。 体型や体重は正常範囲内であることが多いです。
過食症の治し方は?
過食症の治療は、カウンセリングのほか、抗うつ薬や抗不安薬を使った薬物治療、対人関係療法、認知行動療法などさまざま。 「親子で治療に取り組み、家族関係や人間関係を見直すことが解決につながるケースも多い」と高木院長。
過食嘔吐 1日何回吐く?
最重度になると、過食嘔吐を1日5~6回、時間帯の区別なくずっとくり返す、細かに30回近く嘔吐するなど、1日のほとんどが過食や代償行為で支配されていることもあります。
過食嘔吐 やめたらどうなる?
自己誘発嘔吐をやめると、胃液とともに排出されていたクロールの減少が起きなくなりますから、失われていた水分とともにナトリウムが細胞内に取り込まれるようになり、一過性に浮腫(ムクミ)が起きます。 身体は腎臓で体内の水分の調整を行いますから、尿量が増えるわけです(「浮腫み」参照)。
過食症の特徴は?
神経性過食症の中核症状は、過食、体重増加を防ぐ排出行為、肥満恐怖、体重・体型に左右される低い自己評価です。 排出行為は、自己誘発性嘔吐、下剤や利尿剤の乱用、過食後の絶食や過剰な運動などがあります。 過食は「気晴らし食い」とも呼ばれ、過食している最中は全く他のことは考えられず、一時的な逃避・回避行動的な面があります。