看護師が行なうグリーフケア(小野,2011b)は、療養生活から終末 期、臨終時、看取り後を通して、継続的に関わることができるという特徴 があります。 この継続的な関わりによって、看護師は、看取りの経験を家 族と共有し、共感性の高い心理的ケアや適切な社会的支援を提供できる可 能性があります。
グリーフケア は誰が行う?
家族や友人など身近な人から専門家まで グリーフケアは英語を使った名前なので、一見専門職のように感じるかもしれません。 もちろん医療関係者や専門家が行うこともあります。 ですが、一般的には家族や友人など身近な人が行うことが多いです。
グリーフケアはなぜ必要?
グリーフケアの意味 「grief(グリーフ)」とは、死別などによる深い悲しみや悲痛を意味する言葉です。 その悲しみを「care(世話)」することから、遺族ケアや悲嘆ケアともいわれます。 グリーフケアには、大切な人を失って深い悲しみを抱える人に寄り添い支えて、立ち直ることができるようにサポートする、という意味があります。
グリーフケアとは何か?
グリーフケアとは、スピリチュアルの領域において、さまざまな「喪失」を体験し、グリーフを抱えた方々に、心を寄せて、寄り添い、ありのままに受け入れて、その方々が立ち直り、自立し、成長し、そして希望を持つことができるように支援することです。
グリーフケア 看護 いつから?
グリーフケアは、療養生活が開始となった段階から始めることで、より効果的なケアを行うことにつながります。 患者さんのことばかりに意識が向きがちですが、ご家族のことも意識して関わるようにしましょう。 医療の在宅化が進んでいるため、今後はますます訪問看護で看取ることが増えてくるでしょう。