1日のうちに何度も便意があり、その度にトイレへ行くことで、日常生活に影響が出ることがありませんか? このような症状がある場合、IBS(過敏性腸症候群)などで腸が過敏になっていることが考えられます。 まず画像検査などで癌や腸炎などの病気を除外した上で、結腸が過敏になっているのか、直腸が過敏になっているのかを調べます。
過敏性腸症候群 何度もトイレ?
A. 過敏性腸症候群では排便後に便が残った感じ(残便感)がすることは良く有ります。 そのためまたトイレに行きたくなりますが、少量しか便が出ずトイレに行くことを繰り返すことになるのです。 これは直腸の知覚が敏感になって便があまり溜まっていないのに便が溜まっていると勘違いするためです。
起きてすぐ便意 なぜ?
朝起きて脳が目覚めると、結腸が排便を送り出すぜん動運動を始め、食べ物が胃に入ると結腸へ指令が伝わってぜん動運動が活発になります。 そして、便が直腸に達すると便意が起きるのです。
なぜ便意を感じるのか?
腸のシグナルを察知して脳が出す指令、それが便意 胃に食べ物が入ると、その刺激で大腸のぜん動運動が起こり、便は直腸へ送られます。 直腸に便がやってきたという情報は「仙髄の排便中枢」という神経に伝わり、便を送り出す働きが強くなります。 結腸が便を出す準備を始める一方で、そのシグナルは仙髄を経て脳に伝わります。
何回も下痢をする?
慢性下痢 慢性下痢の主な原因として、クローン病や過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が挙げられます。 そのほか、抗生物質などの薬の副作用、消化不良、食あたり、ストレスなどで起こることもあります。