ある特定の考えが自分の意思に反して繰り返し浮かび(強迫観念)、それによって引き起こされる不安や恐怖などを打ち消すために、同じ行動を繰り返すことを自分に強いる(強迫行為)のが「強迫性障害」の症状です。 英語の疾患名Obsessive Compulsion Disorderを略してOCDともいわれます。
何度も繰り返す 病気?
強迫性障害では、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れず、わかっていながら何度も同じ確認などを繰り返すなど、日常生活にも影響が出てきます。 意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。
手を何度も洗う 強迫性障害?
~マンガで分かる心療内科~ わかっていながら何度も同じ確認行動をくりかえしてしまう(強迫行為)2つをさします。 World Health Organization( 世界保健機関 )の報告では、生活上の機能障害をひきおこす10大疾患の1つに指定されています。
強迫性障害の種類は?
強迫性障害の種類 TYPE不潔恐怖・洗浄強迫 いくら手や体を洗っても、本当に洗えているかどうかが気になって洗浄行為を続けてしまうタイプです。加害恐怖・確認強迫 ... 疾病恐怖・洗浄強迫 ... 強迫性緩慢 ... 収集癖 ... 不完全恐怖 ... 不道徳恐怖・懺悔強迫 ... 縁起強迫
強迫神経症の原因は?
傾向としては責任感が強く、まじめな性格の人、完璧主義の人がなりやすく、生活や仕事上の変化があった際に物事がうまくいかなくなったのをきっかけに、強迫観念や強迫行為が進んでいくことがある。 人間関係のトラブルなどが原因となる例も多く、親しい人の死などが契機となって発症することも。