吸気性喘鳴(stridor)は、のど(咽頭)、発声器(喉頭)、または気管などが部分的に閉塞して、息を吸い込むときに発生するあえぐような音です。 通常の吸気性喘鳴は、ある程度離れても十分に聞こえます。
吸気性喘鳴 なぜ?
2−1、吸気性喘鳴 吸気性喘鳴は、主に上気道(鼻から咽頭)の狭窄が原因となって発生します。 吸気時に上気道に陰圧がかかり、気道が塞がれるために狭窄することによって喘鳴が吸気時に起こるというメカニズムです。
喘鳴 どんな時?
喘鳴(ぜいめい)は、狭くなった気管や気管支を無理に通る空気でのどが笛のように鳴っている状態で、「ゼーゼー・ヒューヒュー」という異常な呼吸音が連続的に発生します。 気管支喘息の発作や異物誤飲などによって起こります。 気管支喘息で喘鳴が起こると、痰の分泌が盛んになって気道を塞ぎ、呼吸困難になります。
Wheeze どんな音?
■笛声音:「wheeze」(高温性連続音) 末梢気道の狭窄を示す高い「ピーピー」「ヒューヒュー」という音。 主に呼気時に聴取される。 笛声音は気管支喘息で聴取されることが多いので、喘息呼吸音とも言われる。 代表的な疾患として気管支喘息、うっ血性心不全、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などが挙げられる。
喘息っぽい 何科?
「呼吸器内科」または「アレルギー科」へ 気管支喘息は、基本的に呼吸器内科で診療を行います。 また、気管支喘息はアレルギー疾患のひとつでもあり、アレルギーに関する検査を行うこともあるため、アレルギー科でも診療してもらうことができます。