夜間睡眠が10時間以上と著しく長い場合がある。 非常にまれな疾患です。 初発は、ほとんど10歳代で、女性よりも男性で頻度が高いとされています。 強い眠気を呈する時期(傾眠期)が3日から3週間持続し、自然に回復してまったく症状がなくなるが、その後、不定の間隔で傾眠期が繰り返し出現する。
何時間も寝てしまう 病気?
反復性過眠症は、その特徴的な症状を記述した二人の名前よりクライン-レヴィン(Kleine-Levin)症候群と称されています。 1日のほとんどの時間に寝てしまう過眠の症状が数カ月の間隔で出現します。 一旦過眠期に入ると、通常の生活は難しくなるものの、過眠期を脱すると心身ともに目立った異常は認めません。
過眠症 何時間寝る?
睡眠時間が延長し、睡眠時間を制限しない状況では、1日の総睡眠時間が11時間以上になりがちです。 数ヵ月にわたって、毎日16~18時間も眠る場合もあります。 また、めまい、立ちくらみ、手足の冷えといった体温調節異常、頭痛などの自律神経症状がみられることがあります。
どれだけでも寝れる 病気?
睡眠リズムを司る「中枢」の機能不全によるもの(中枢性過眠症) 目覚めたり寝たりするリズムを司る中枢の機能不全による過眠症を、「中枢性過眠症」と言います。 「ナルコレプシー」「特発性過眠症」などが、この中枢性過眠症にあたります。 生活習慣等の原因を調べても見つからず、明らかになっていません。
何度も寝れる 病気?
反復性過眠症(クライネ-レビン症候群) 過度の眠気を生じ、ほとんど1日中寝て過ごす状態が2日~5週間持続し、それが年に1回以上反復します。 同じように反復性の過眠が起こる季節性感情障害、双極性障害といった病気を除外する必要がありますが、非常にまれな病気で、100万人に1~2人と推定されています。