臍のふくらみは腸管などのおなかの中の臓器が脱出して起こります。 時にふくらみがもとに戻らなくなり痛みや吐き気を伴うことがあります。 放置すると嵌頓といって脱出した臓器がもとに戻らなくなり、壊死してしまい緊急手術が必要となる状態になる場合があります。
臍ヘルニアは何科?
対処法 外科や形成外科を受診しましょう。 縫合閉鎖や人工膜を用いた修復治療(手術)が行われる場合があります。
臍ヘルニア いつまで?
治療期間は、早ければ1ヶ月前後で治りますが、大きいヘルニアや家庭で家族が行う場合には長くなる傾向があります(図1,2)。 経過観察または圧迫療法にて治らなかった場合や、醜い形で治った場合には1〜2歳頃に手術を行います。
臍ヘルニア 手術 いつまで?
手術時期に関して 手術の時期に関しては、いまだ統一したことが決まっておりません。 2歳以降まで手術を待つ施設も多くあります。 しかし、ヘルニア門が大きいお子さんについては2歳まで経過観察をしていても症状が改善する見込みが低く、『臍ヘルニア嵌頓』のリスクを考慮して、当センターでは1歳6ヶ月を目安に手術を施行しております。
臍ヘルニア 何%?
腹壁が弱くなってしまった臍部から腹腔内の腸管が脱出した状態を「臍ヘルニア」といいます。 いわゆる、出べそです。 乳幼児に多いとされていますが、成人でも肥満や妊娠、腹部の過剰な水分(腹水)のために臍ヘルニアが生じることがあります。 へそ周囲の膨らみがみられることが多く、時に痛みを感じることもあります。