有名な呼吸法である「ラマーズ法」は、良く知られている「ヒッ・ヒッ・フー」の他にも、お産の進み具合に応じて様々な呼吸法があります。
ひっひっふーのやり方は?
子宮口が3~8cmほど開き、陣痛間隔が2~4分くらいになったら「ヒッヒッフー」の呼吸を行います。 まず息を吸って「ヒッヒッ」で短く息を吐き、息を吸って「フー」で長く息を吐いてください。 息を吐くときはお腹の外側から下に向かって、吸うときは下から外側に向かってマッサージしましょう。
ラマーズ法のやり方は?
ラマーズ法の基本的なやり方 陣痛が始まったばかりでまだ激しくない時には、ロウソクの灯を消すように細く長く息を吐きだします。 深呼吸を繰り返し、陣痛が激しくなってきたら「ヒッヒッフー」のリズムに合わせて呼吸をします。 息は自然に吸って、息を吐く方に意識を集中させることがポイントです。
いきみ逃しのコツは?
いきみたくなったら、ゆっくり長く深呼吸をしてみてください。 特に吐く息の方を意識して、長くしてみましょう。 自分の呼吸に意識を向けることで、いきみたいという気持ちも薄れていきます。 長く息を吐くといきんでしまうという方は、力強く短く吐く呼吸に変えてみるといきみを逃がせることもあります。
ラマーズ法 いつから?
ラマーズ法は、フランスのラマーズ博士が1951年に提唱した「心理的無痛分娩法」で、痛みに対する恐怖心がさらに痛みを強くさせるという条件反射を、呼吸法などによって断ち切ることで痛みの緩和を図るというものです。