鼻水がのどにおりてくることを後鼻漏と言います。 誰でも一日にある程度の量の鼻水が生産され、のどにもおりてくるのですが、鼻水がサラサラの時は後鼻漏があまり気になりません。 鼻水の分泌量が増えた時や、鼻閉・口呼吸になっている時、鼻水が粘液性や膿性になった時には、鼻とのどの間(上咽頭)に引っかかった感じが気になってきます。
後鼻漏 どんな感じ?
後鼻漏の代表的な症状は咳嗽が考えられます。 風邪を引いていないのに夜になると咳が出て、朝方に痰がのどに絡む、このような症状で内科や耳鼻咽喉科を受診される患者さんは多くみられます。 また、のどの異物感や声の嗄れ、口臭や口の中が粘りつく感覚、味覚低下などの症状とも関連があります。
何故 後鼻漏になるのか?
花粉やハウスダストなどの原因物質(アレルゲン)が鼻に入ることでアレルギー反応が起こり、鼻水が増えて後鼻漏が起こります。
後鼻漏を治すにはどうしたらいいか?
A:薬物療法 急性の副鼻腔炎では抗菌力の強い抗生剤で比較的速やかに後鼻漏が改善する場合が多いです。 副鼻腔炎が3ヶ月以上も続く慢性副鼻腔炎になるとマクロライド系の抗生剤を少量で数カ月服用する治療法が一般的です。 少量ですので長期間の服用でも副作用は起こりにくいとされています。
後鼻漏 鼻うがい 何回?
3. やりすぎに注意しましょう鼻の中の汚れを落とすために1日に何度も鼻うがいをすると鼻の粘膜を傷つけてしまい逆効果となってしまう場合があります。 1日に3回ぐらいがよろしいかと思います。 洗浄する時の水圧も強すぎると鼻の粘膜を傷つけてしまう事がありますので、専用の洗浄器具をお勧めいたします。