仏様の姿に見える喉仏は「軸椎」といい、椎骨の上から二番目にある第二頸椎のこと。 人間が骨になった時、これが喉のあたりにあるため勘違いし、喉頭隆起を「喉仏」と呼ぶようになったのである。 喉仏は英語で「Adam's apple(アダムの林檎)」と呼ばれる。
喉仏ってどんな骨?
第二頚椎は背骨の上から2番目にある骨で、男女両方に存在します。 ちなみに男性の喉に存在する喉仏は、甲状軟骨という骨になります。 喉頭隆起は、この甲状軟骨が盛り上がった箇所のことを指します。 甲状軟骨は軟骨の一種となりますので、火葬の際には燃えて消失してしまいます。
喉仏 なぜ 残る?
喉仏は、男性にある骨ですが、故人によってはしっかりと残ることもあります。 喉仏は体に宿っていた仏様という考え方があるため、遺族が納骨の際に別に保管したいということもあるようです。 納骨の際は、焼骨を箸で取る傍らで火葬場スタッフが身体のどこの骨なのかを説明してくれます。
喉仏はどこに納める?
故人のお墓には、喉仏以外の全ての遺骨を骨壷に納めて、納骨を行います。 喉仏は別の小さな骨壷に納め、大谷祖廟(おおたにそびょう)東本願寺か、大谷本廟(おおたにほんびょう)西本願寺に納骨されます。 江戸時代、開祖である親鸞聖人のもとで故人を供養したいという気持ちから始まり、習慣となったようです。
喉仏はどこにあるのか?
喉仏(のどぼとけ)とは、正式名称は喉頭隆起(こうとうりゅうき)と呼ばれ、喉の真ん中あたりにある甲状軟骨(こうじょうなんこつ)の突起のことを言います。 英語ではAdam's apple(アダムスアップル)と呼ばれ、成人男性の首を見ると喉仏を確認することができます。