食べたものや飲んだもの、あるいは唾液が入って行くのは、下咽頭から食道へという、気管の後ろ側(背中側)にある道すじです。 ところがこれが、誤って息が進んで行くほうの喉頭から気管へと入っていく(誤嚥)と、むせます。
よくむせるのはなぜ?
1. 「むせ」が起こる理由 食べ物が呼吸をするための管やその先の肺に入ってしまうと、息ができなくなったり、肺炎になったりするため、勢いよく空気を吐き出して食べ物を外に出そうとします。 この勢いよく空気を吐き出すのが「むせ」です。
飲み物 むせる なぜ?
水は流れるスピードが速いため、飲み込みの反射が起きる前に気道へ入り込むと、「むせ」が起こります。 水分を摂取するとむせる原因は、前述した食物を食べるとむせる原因と同じですが、水分摂取時に特に強く「むせ」が認められる場合には、口の中で食べ物の保持不良などのほかに、耳鼻咽喉科領域である声門の閉鎖不全が原因の場合もあります。
食事中 むせるのはなぜ?
しかし、時には間違えて食べ物が気管を通ってしまう場合があります。 その時、体が危険を察知して勢いよく空気を吐き出し、食べ物を外に排出させようとします。 これが、「むせ」の正体です。
自分の唾でむせる なぜ?
むせるのは、蓋が閉まらなくて唾液が気管に入ってしまった時に起こります。 蓋が閉まるように動くセンサーが働きが悪くなっているって事なのです。 首の角度がセンサーの働きを鈍くするような角度(顎を突き出すような角度は危険)になっているのです。