ストレスが続いている時や生理前、更年期などには、気の巡りが滞る『気滞』や気が逆上する『気逆』が起こりやすく、咽のつまりや違和感を感じやすくなります。 最近の研究では、喉のつまりの原因として、喉にほんのわずかな浮腫みがあるともいわれています。 気の巡りが良くないと、水の代謝にも影響し水はけが悪くなります。
喉に何かが引っかかっている感じ?
「のどに何かひっかかる感じがする」、「のどに何かできている感じがする」、「のどがイガイガ、ザラザラする」といった感じを咽喉頭異常感といいます。 咽喉頭異常感の原因は、のどの炎症(咽喉頭炎)、食道や下咽頭の悪性腫瘍、甲状腺の病気および脳や脳神経の病気などから起こり、十分な検査が必要です。
喉の詰まりの原因は?
食べ物を一度にたくさん食べたり、脂肪分の多い食事をしたり、アルコール飲料を飲んだりすると、胃酸の逆流を防ぐ食道下部の筋肉がゆるみやすくなります。 胃酸は強い酸性を保っているため、逆流すると食道だけではなく、のどの粘膜に炎症が起き、自覚症状としてのどのつかえを感じるようになります。
生理前不調の症状は?
どんな症状がありますか? 精神神経症状として情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害、自律神経症状としてのぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感、身体的症状として腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなどがあります。
喉に何か張り付いてる感じ 漢方?
漢方治療では、「気」のめぐりを良くして、喉のつかえ感や違和感を改善する「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」が昔から「梅核気」治療に用いられてきました。 その他、「柴朴湯(さいぼくとう)」も喉のつかえ感に効果的です。 柴朴湯は「半夏厚朴湯」と「小柴胡湯(しょうさいことう)」を合わせた漢方薬です。