虎は、古来から日本には生息していません。 虎はいつ日本に来たのでしょうか。 虎という文字が見られる文献を調べてみると、日本書紀に、欽明天皇6年(545)11月のこと、膳臣巴堤使(かしわあでのおみはてし)が、百済に使いして虎を退治し、その皮をはぎとって持ち帰ったと記しているくだりがみられます。
虎の別名は?
“於菟”もまた虎の別称であり,このほか“老饕”,“伯都”,“山神爺”,“白額”, “毛獣”,“嘯風子”など,虎に冠せられた名称は実に多彩である。
なぜ日本に虎はいないのか?
メスの縄張りは横浜市ぐらいの面積で、オスの縄張りは、その約3倍の1300平方km。 トラは移動しながら獲物を獲るため、広大な土地がないと生きていくことができません。 日本の面積が377,914平方kmですから、単純計算でオス290頭、メス872頭分の縄張りしかありません。
トラの由来は?
トラの語源には、朝鮮語の「ホーラ」からとする説。 朝鮮の古語で、毛の斑を意味する「ツル」が転じたとする説。 「とらえる(捕らえる)」と関連付けた説など多くの説がある。 朝鮮語の「ホーラ」もしくは「ツル」を起源として、「捕らえる」という日本語的解釈が加わり、「トラ」になったと考えるのが妥当であろう。
虎 発情期 いつ?
トラの発情期は生息地域により異なり、北方では十二月〜二月、南部へいくと決まった時期はないようです。 妊娠期間は九十五日〜百十日位で一産一〜五頭です。 性成熟は野生のもので三〜四年(飼育下では二〜二年半)かかるようです。 寿命は二十年ぐらいだと言われています。