抗がん剤の副作用で起こる下痢の原因は、大きく2つあります。 一つは、抗がん剤で副交感神経が刺激されて、腸管運動が亢進したり、水分吸収阻害が起こり、下痢が起こります。 このタイプは抗がん剤投与開始後24時間以内に起こり、多くの場合持続時間は短く一過性のものです。
化学療法 下痢 いつから?
粘膜障害による下痢 化学療法により消化管粘膜が障害を受けたり、白血球減少時に腸管感染が起きたりすることが原因となると考えられます。 一般に治療開始後10日目から14日目に現れます。
副作用 下痢 いつまで?
下痢の持続期間が2週間以内なら急性、2 ~4週間なら持続性、4週間を超える場合は慢性と定義されます。 急性下痢症の 90%以上は感染症が原因ですが、感染症でない場合の 原因のうち最も多いのは薬の副作用によるものです。
抗がん剤 下痢 便秘 なぜ?
抗がん剤などの副作用 抗がん剤を投与することにより自律神経のバランスが乱れて便秘をおこすことがあります。 また、吐き気止め、医療用麻薬、一部の抗うつ薬などは腸の動きをおさえるため、便秘になりやすくなります。
放射線治療 下痢 いつから?
【放射線治療による下痢】 多くは、放射線治療を始めて、2~4週後に起こります。 下痢の程度によって、整腸剤や下痢止めを使います。 排便後は、肛門周囲を洗浄して清潔に保つようにしましょう。