具体的には、疼痛コントロール、栄養管理、褥瘡の予防やケア、胸水や腹水の管理など、患者さんの様子を見ながら日々の看護を実施します。 痛みの程度によっては、薬物治療の一環として医療用麻薬を使用することもあります。 患者さんが最期を迎えたときは、死後のケアも行います。
緩和ケア病棟 どんな人?
どんな患者さんが入院しているのか 緩和ケア病棟に入院しているのは、快癒が難しい、命に関わる重大な疾患を持つ患者さんです。 その多くが「がん」を患っています。 緩和ケアが必要な患者さんは、本人の希望に合わせて入院・通院・在宅のいずれかで緩和ケアを受けることができます。
緩和ケアの目的は?
緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとそのご家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、QOLを改善するアプローチである。
緩和ケア病棟の対象疾患は?
ホスピス緩和ケア病棟の利用対象となる患者さんは、現在の保険診療上は「主として苦痛の緩和を必要とする悪性腫瘍の患者又は 後天性免疫不全症候群(エイズ)の患者」となっています。 従って現状では、その他の病気での利用は困難となっています。
緩和ケア病棟 いつまで?
●緩和ケア病棟の対象の方 個人差はありますが、入院期間はおよそ1~2週間です。 2.通院が難しいが、在宅療養の準備ができていない:在宅調整入院体力の低下などで、通院や入浴などの日常生活が困難になった時に、一時的に入院して自宅で生活する準備のお手伝いをします。 2週間程度でご自宅に退院できます。