婚姻費用とは 『婚姻費用』とは、「夫婦と未成熟の子」という家族が、その収入や財産、社会的地位に応じて、通常の社会生活を維持するために必要な生活費のことです。 具体的には、居住費や生活費、子どもの生活費や学費といった費用のことです。
婚姻費用には何が含まれる?
婚姻費用には,衣食住の費用のほか,出産費,医療費,未成熟子の養育費,教育費,相当の交際費などのおよそ夫婦が生活していくために必要な費用が含まれると考えられています。
婚姻費用請求 いくら?
裁判所の司法統計による婚姻費用の相場は「6万円から15万円以下」が多い 令和元年度の婚姻費用の取り決めについて、裁判所の司法統計によると、「6万円~15万円以下」が多く、裁判所を介して婚姻費用の取り決めを行った件数全体の「64%超」であったことを示しています。
婚姻費用は何年もらえる?
婚姻費用の支払い義務は、離婚もしくは同居するまで続く 婚姻費用は、いずれは離婚する予定で別居をしている場合であっても、婚姻関係が続く限り支払い義務が生じます。 離婚届を提出するなど、正式に離婚が成立するまでは、夫婦は婚姻費用を分担し続けなければなりません。
婚姻費用と養育費 どちらが高い?
①どちらも生活費です。 ですが,養育費は子どもだけの生活費ですが,婚姻費用は子どもに加えて,相手方配偶者の生活費も入っています。 そのため,どんなご夫婦でも,養育費よりも婚姻費用の方が高くなります。 これだけ覚えておいてください。