腸管粘膜リンパ組織は消化管粘膜やその周囲に散在するリンパ組織で、小腸に散在するパイエル板や生体内で最大のリンパ組織である腸間膜リンパ節などが含まれる。 腸管粘膜防御に重要なIgA抗体を産生する場として知られている。 18 февр. 2011 г.
抗体 どこで作られるか?
抗体は、B細胞から分化した「プラズマ細胞」という細胞によって作られますが、プラズマ細胞には大きく分けて二種類のタイプが存在します。 一つは異物によって速やかに誘導されるタイプで、親和性の低い抗体を迅速に産生します。 もう一つは胚中心という場所で作られるタイプのプラズマ細胞で、親和性の高い良質な抗体を産生します。
免疫グロブリンは何から作られる?
免疫グロブリンは、リンパ球から分化した形質細胞で合成される蛋白で、抗原として侵入してきた微生物と結合し、これらを排除するように働きます。 免疫グロブリンは現在、上の表の5つが知られています。 微生物が体内に侵入して免疫機構に認識されると、まずIgM抗体がつくられて血液中に増加します。
IgA抗体 どこで?
IgAが多く存在する部位はココ! ヒトの外分泌物に含まれるIgA量を測定した複数のデータより。 IgAは、目や鼻、唾液、消化器、膣など、まさに“入り口から出口”までの全身の粘膜に存在する。 なお、粘膜中の免疫グロブリンにはIgAのほか、IgG、IgM、IgEなどがあるが、粘膜面ではIgAが主体として働く。
IgG抗体 どこで作られる?
ウィルスのような抗原が体内に侵入すると、その付近のリンパ節にお いて、細胞表面の抗原受容体(※1)により抗原に反応した B 細胞は増殖し、一部は IgM か ら IgG へのクラススイッチ(※2)を経てプラズマ細胞に分化して、IgG 抗体を産生します。