イカは足(腕)の付け根に口があり、筋肉の口球の中にカラス(上顎)トンビ(下顎)の2枚のクチバシで餌を噛み切ります。 顎板の下の卸し金の様な歯舌で、食べ物をすりおろして流動食にして食べます。
イカの口の位置は?
イカの口は頭のてっぺん、10本の腕に囲まれるようにしてあります。
イカの目のつくりは?
そうなんだ! ~イカは意外にヒトと似ている~ 眼は、水晶体(レンズ)と網膜が発達した「カメラ眼」と呼ばれる構造です。 水晶体を使ってピントを合わせ、物の形や動きを細部まで見ることができます。 この構造はセキツイ動物とイカ・タコの眼に共通した特徴です。
イカの口の特徴は?
★口 イカの口には通常「カラストンビ」と呼ばれる顎板があり、最初にこの器官で餌となる魚等の肉を噛み切ります。 噛み切られた肉は口球内の、おろし金状の器官で肉をすり潰され、食道、胃へと送られます。 このため、餌を口から丸飲みする魚類とは違い、自分の体と同じくらいの生物までも捕食することが可能なのです。
イカの排出器官は?
イカの頭についている管は漏斗と呼ばれるもので、墨や排泄物などはここから出されます。 また、漏斗は水をここから噴出させてその反動で進むという、飛行機のジェットのような役割もしています。
イカの口ってどうやって作るの?
イカの口は一杯からひとつしかとれない希少部位です。 一つだけ調理するのも淋しいので、イカを解剖するたびに袋へ入れて冷凍し、ある程度量が溜まってから作るのがおすすめです。 作り方はごく簡単。 イカの口を串にさし、魚焼きグリルなどで焼き目がつくまで焼くだけ。
焼いたイカの口ってどんな味ですか?
焼いたイカの口は、ギュギュっと筋肉質な食感が楽しく、噛みしめるほど味が出ます。 私は大好きなイカとキスする気分でうっとり食べています。 解剖を振り返りながら、自分で作ったイカ料理に舌鼓を打つのは最高!
イカの体ってなんですか?
イカの体は下記の図のように、腕(足)、頭、胴から構成されています。 胴に対して頭が上にくるのが正しいので、 この向きが正式 なんですよ。 それにしても頭から直接、腕が生えているなんて変わった生き物ですよね。 人間の体で想像するとイカに奇妙なことだかわかると思います。 一般にイカの「足」と呼ばれる部分、これらは学術的には「腕」と呼びます。
イカはどうやって食べるの?
餌を丸飲みする食べ方だと、自分の体より大きな獲物は食べられませんが、イカのように、噛み切ってすり潰してのみ込む食べ方だと、自分の体より大きな獲物でも食べることができます。 イカには「触腕」(しょくわん)と呼ばれる、伸縮自在で先が木の葉のような形をしたものが2本付いています。 この2本の触腕を使って獲物を捕らえ、残りの8本の腕を使って獲物を口に運びます。 イカの顎の周囲の筋肉など加工した「カラストンビ」(烏鳶。 上顎板と下顎板を、鳥のカラスとトビのくちばしに見立てて、このように呼ばれています)という食べ物があり、酒の肴として珍重されています。