いつも同じ側で食べ物を噛んでしまうクセを、 「片側噛み(片噛み)」 といいます。 原因としては、単なる癖であったり、歯並びが悪かったり、噛み合わせが悪く、つい噛みやすい方ばかりで噛んでしまう場合、虫歯出来てしまい、虫歯がある側では痛くて噛めない、欠けたり穴があって噛みにくいなどの色々な理由からなることがあります。
左ばかりで噛むとどうなる?
食事のときに片側でばかり噛むことを「偏咀嚼(へんそしゃく)」といい、顎(あご)のゆがみの原因となります。 顎のゆがみは歯並びの乱れや、顔や体のゆがみを招き、頭痛や肩こりなどの不調を招くことがあります。 食事の際は、左右均等に噛むことを心がけましょう。
片方だけで噛むとどうなる?
片側だけで噛み続けると、顔の筋肉に影響し、顔の歪み、体の歪みに繋がります。 あごの関節にも偏った圧力がかかるので、顎関節症を引き起こす原因になります。 バランスよく左右の歯で噛むことで、これらを防止することができます。 噛むことを意識すると自然と噛む回数も増えるので、肥満予防、脳の活性化にも繋がります。
どっちの歯で噛む?
歯は奥歯から前歯にかけて、顔の外形にそった歯列(歯並び)がみられます。 人の歯並びを観察しますと、右利きの人は左側で噛む人が多いようです。 左利きの人は反対に、右側で噛む人が多いようです。
どっちに噛み癖があるかわからない?
どちらの歯で噛んでいるかが分かりづらいときは、舌を「ベーッ」と出させてみて、どちらに曲がっているかを見てみましょう。 まっすぐに舌が出ていれば、片噛みの心配はありません。 どちらかに曲がっていたら、そちら側の歯で噛むことが多いと分かります。