過敏性腸症候群とは、検査をしても腸に炎症や腫瘍などの異常がないのに、腹痛や腹部の不快感を伴って、下痢や便秘などの便通異常の症状が長く(数か月以上)続く病気です。
機能性ディスペプシアって何?
機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどの症状が続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても異常がみつからない病気です。 元来、内視鏡検査で、胃炎や逆流性食道炎を認めても症状があるとは限らず、逆に症状があっても異常所見が認められないことが多々あります。
過敏性腸症候群 どんな人?
過敏性腸症候群になる人はもともと精神的なストレスに弱い性格の人といえます。 病気の診断の際、問診や性格テストを行いますが、その結果からも過敏性腸症候群と性格は深く関わっていることが明らかになっています。 また、ストレスにさらされる機会が多い20代の女性や30~40代の働き盛りの人にも多くみられます。
過敏性腸症候群 ほっとくとどうなる?
また、過敏性腸症候群の症状は下痢や便秘、腹痛などで比較的軽視される事が多いですが、治療せずに放置していると重大な合併症を招く事もあります。 決して軽視できる疾患ではありませんので重症化させない為にも早期での治療を推奨しています。
過敏性腸症候群 どんな便?
排便が困難で、痛みを伴うほどの硬さの便が特徴です。 便の形状は、コロコロと小さく分離していたり、コロコロとしたものがくっついた状態で見られます。 ストレスが溜まると便秘症状が強くなる傾向にあります。