甲状腺疾患の症状と患者さんの数 甲状腺ホルモンが分泌過剰な状態では、イライラ、動悸、多汗、手の震え、眼球の突出や甲状腺の腫れが徐々に現れます。 一方、分泌が不足すると、肌のかさつき、気力の衰え、便秘、体重増加、寒がり、眉毛の脱毛などの症状が現れます。 どちらも、いわゆる「不定愁訴」と混同されてしまうことがあります。
甲状腺が悪くなるとどうなるんですか?
甲状腺機能低下症になると、全身の代謝が低下することによって、無気力、疲れやすさ、全身のむくみ、寒がり、体重増加、便秘、かすれ声などが生じます。 女性では月経過多になることがあります。 うつ病や認知症と間違われることもあります。 血液検査では、コレステロール高値や肝機能異常を認めることがあります。
なんとなく体調が悪い 甲状腺?
甲状腺とは、“のどぼとけ”のすぐ下にある器官で、全身の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌しています。 甲状腺機能亢進症(バセドウ氏病・バセドウ病※など)では、甲状腺ホルモンが異常に分泌されてしまい、その結果として新陳代謝が上がるので、激しいやせ・激しい発汗・イライラ・動悸・だるさ・眼の突出などが現れます。
甲状腺肥大の症状は?
甲状腺が肥大する病気は3つに分けることが可能です。 機能低下症、機能亢進症、甲状腺そのものの腫れなどです。 機能亢進症で1番よく聞くのがバセドウ病です。 これになると眼球の突出、汗かき、脈が早い、暑がり、食べても食べても痩せてくる、下痢、生理不順や不妊、異常ないらいら、手の細かい震えなどの症状があります。
のどの違和感 甲状腺?
甲状腺腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)があります。 頚の腫れだけで特に痛みはありません。 腫瘍が小さい場合は無症状のことが多く、大きくなってくると飲みこむときに違和感が出現します。 また、声帯を動かす神経に影響した場合は、声がかすれるなどの症状がでることがあります。