患者さんが発病するとたちまち重症化したり、重病にならないと診断がつかない場合があります。 しかも、結核と診断されて治療を始めた人の約14%の患者さんがその後結核で命を落とし、そのうちの半分近くが診断後1年以内に亡くなっています(図3)。 最近発病する患者さんの約70%が60歳以上です。
結核 流行 何年?
A. 結核の日本への侵入は約1800年前にさかのぼります。 江戸時代末期には多少流行しつつあったようですが、ひどく流行したのは19世紀後半から20世紀中ごろのわずか60~70年の間だけです。
結核 毎年何人?
日本では毎年約18,000人が新たに結核を発症し、毎年約1,900人が結核で亡くなっています。
結核 何歳?
(1) 年齢階級別の新登録結核患者数では、0~14歳の小児結核で8人増加している。 また、15~19歳で27人、20~29歳で108人増加している。 高齢層では、70~79歳で最も大きい350人の減少となったが、90歳以上では165人の増加となっている。
肺結核の死亡率は?
2019年の結核による死亡数は2,088人(概数)で、前年の2,204人に比べ116人減少している。 死亡率(人口10万対)も1.8から1.7に減少し、死因順位も31位と前年と比べて低下している。