厚生労働省は7月9日、介護職員は近い将来必要になる介護職員数を発表しました。 2019年度時点で介護職員として働いていた人数(約211万人)を基準として、2023年度には22万人ほど積み増した約233万人が必要になるとしています。
介護士 不足 何人?
厚生労働省の資料によると、2025年度に必要な介護職員は約243万人です。 2019年度の介護職員数が約211万人ですので、2025年度には約32万人の介護職員が不足する計算になります。
介護 人手不足 どれくらい?
しかし介護スタッフの人材不足感は依然上昇しており、訪問介護員では未だ81.2%と高い不足感があります。 介護労働者への悩みや不安についてのアンケートでも55.7%が「人手が足りない」と答えており、賃金や身体的な負担よりも高いことから、事業者・労働者ともに人手が不足していると感じていると分かりました。
介護職 人手不足 なぜ?
介護の分野で人材が不足するもっとも大きな理由は、採用の困難さです。 公共財団法人 介護労働安定センターが実施した「令和元年度介護労働実態調査」によれば、調査対象の事業所の88.5%が、採用の困難さを人材不足の要因として挙げています。
介護職の離職率は何パーセント?
介護労働安定センターの2020年度の調査によると、1年間の介護職の離職率は14.9%です。 一方、厚生労働省の調査では、全産業を平均した離職率は14.2%。 異なる調査ではありますが、2020年度については介護職の離職率【14.9%】が全産業の平均を0.7ポイント上回っています。