高齢化の加速で介護職の需要はますます高まる 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年には、推計を出した2019年度よりも介護職員を32万人増やす必要があると予測されています。 さらに、団塊ジュニア世代が高齢者になる2040年には、現状よりも69万人もの介護職員の増員が必要と推計されています。
介護業界の将来性は?
要介護者が増加傾向にあるため、介護職員の需要も伸び続けると考えられます。 それに伴い、働きやすい職場環境を整えることは必須となりました。 政府と業界が力を合わせながら処遇改善を推し進めているので、介護業界はキャリアアップを図れる将来性の高い業界だといえるでしょう。
介護業界の現状は?
介護業界は人手不足 介護業界は人手不足が深刻で、2020年から2025年までに約29万人の介護人材の不足が指摘されています。 しかし、2018年度「介護労働実態調査」の時点では、既に67.2%の介護サービス事業所が人材不足に陥っていると回答しています。
福祉職の将来性は?
社会福祉士は、2025年問題や地域包括ケアシステムの推進により、需要が増えています。 それによって処遇の改善も進んでいるため、社会福祉士は将来性のある仕事です。 その他、相談業務をする仕事としてケアマネージャーや精神保健福祉士も同じく将来性がありますが、将来性だけで比較せずに仕事内容の違いなどを理解すると良いでしょう。
介護業界の課題は?
介護業界の人材課題の背景は少子高齢化が主な原因 上述のような介護業界における人手不足は、日本全体の「少子高齢化」が主な原因です。 2017年には6,530万人だった労働人口は、2040年には5,245万人と約20%も減少する見通しとなっており、日本全体が労働力人口の減少に直面しています。