筋肉が頑丈になるというのは、筋繊維の本数が増えた結果ではありません。 筋繊維の中にある、筋肉を動かすための部品(アクチンやミオシン)が増えて、筋肉が太くなるのです。 これが「筋肉がつく」仕組みです。
筋肉の構成は?
筋肉の構造(骨格筋) 筋肉は、「筋束」と呼ばれる束が集まって出来ています。 さらに筋束は、「筋線維」と呼ばれる長い線維が束になり構成されています。 この筋線維1本1本が、骨格筋の細胞に該当します。 また、骨格筋は他の細胞と比べて長く、全長50cmに達するものもあります。
筋肉の材料は?
筋肉は、タンパク質でできており、タンパク質を含んだ食品が体に入ってから、さまざまな栄養素を介して筋肉となります。 食事を制限することでエネルギー不足に陥ると、筋肉量も減ってしまう可能性があります。 体がエネルギー源として筋肉内にあるアミノ酸を放出し、それによりタンパク質の分解が増え、その結果筋肉量が減少してしまいます。
筋肉はどうやって大きくなるの?
トレーニングなどで刺激を受けた筋肉は、筋線維の一部が破断されます。 その後、適切な栄養と休養を与えることにより、傷ついた筋肉は修復されます。 このとき筋線維は以前よりも少し太くなって修復されるので、結果的に筋肉が大きくなります。 これを超回復といい、繰り返すことで筋肉の体積が増加し、筋力アップにつながります。
筋肉 なぜ発達?
筋発達を起こすには2つの要素が不可欠だ。 ひとつは運動による筋肉への刺激、もうひとつは運動による疲労を完全に回復させることである。