強く揉む行為を繰り返していると、筋膜が傷つくことがあります。 当然、損傷しても治ります。 しかし、修復過程で、本来、柔軟性に富んだ筋膜が肥厚し硬くなってしまい、線維化という状態になり、最悪、筋膜どうしが癒着することになります。 こうなると、スムーズな動きが妨げられ、違和感や不快感、痛みを感じることになります。
筋肉痛 揉むとどうなる?
逆に、痛いからと言って力いっぱいぐいぐい揉むのはせっかく治りかけてきた筋肉の修復を邪魔することになるので逆効果です。 ぐいぐい揉むことで痛みを発する物質が流されて一時的にスッキリするように感じますが肝心の筋肉の炎症が治ったわけではないので、また辛い痛みがやって来てしまいます。
筋肉 揉むと痛い なぜ?
揉み返しが起こる原因は過度な刺激(押す力が強すぎる)や、無理な姿勢での施術によって、筋肉にある筋膜や筋線維が損傷し、炎症を起こしてしまうことです。 ひどい場合だと内出血を起こすこともあります。 結果的に筋肉が固くなり余計に筋緊張が強くなってしまい、これが痛みとなります。
筋肉がこるのはなぜ?
それはご存じとは思いますが、筋肉が張る(凝る)状態となっています。 なぜ筋肉が張る(凝る)のか、主たる原因は血流の停滞(血行不良)によるものです。 血流の停滞(血行不良)は、不良姿勢や不適切な動作を長期間行うことで生じます。 不良姿勢や不適切な動作を話すと少し長くなりますので、それは次の機会にお話をしたいと思います。
筋肉が凝るとどうなる?
「コリ」というのは・最も負担のかかる部位に局所的に存在し・局所的に筋肉が硬くなり、血流不足(=酸欠状態)となり痛みを感じるものです。 変わって「ハリ」というものは・コリの周辺に広く存在し・コリによって周辺の筋肉が引っ張られることで可動域制限やだるさを感じるものです。