停留精巣とは陰嚢(おちんちんの下のふくろ)の中に精巣(睾丸とも呼ぶ)が入ってない状態で、男の子の先天的な異常の中でもっとも頻度の高い疾患です。
停留睾丸 いつまで?
出生時の男児において、精巣の下降が不完全で陰嚢内に触知しない状態を「停留精巣」といいます。 新生児期に5%前後にみられますが、1歳頃には1.5%前後の頻度になります。 生後6ヶ月までは自然下降が期待できると言われています。
金玉 いつから?
昭和時代の子供向け番組『ロンパールーム』に出演した幼児が「き」で始まる言葉をいうゲームで「金玉」と発言し、言い直しを促されてもなお「綺麗な金玉」と答えたため急遽CMに移り、再開後にその幼児の席にクマのぬいぐるみが置かれていたという言い伝えがある。
精巣下降 いつ?
精巣はお子様がお母様のお腹の中にいる胎児期に徐々に陰嚢に降りてくる臓器です。 妊娠初期は腎臓の下に存在しますが、、妊娠後期(30週前後)には陰嚢内に下降してきます。 そして、妊娠35週頃には陰嚢の下に精巣が固定されるのが通常の発達段階です。 しかし、この精巣の下降が自然に停まってしまう症状が停留精巣です。
停留精巣 いつまでに手術?
停留精巣と診断され、生後6カ月までに改善されない場合、手術で精巣を陰嚢内に固定する治療(精巣固定術)を行います。 この理由は、停留精巣の多くは6カ月以内に自然治癒し、6カ月以降には自然治癒することが少ないからです。