静脈注射法は,静脈内に直接薬液を入れる方法 である. 薬物作用は迅速かつ強力で,最も効果的 である. 1 回のみの薬液注入と,持続注入(点滴 静脈注射)とがある. 表在性の静脈はすべて適応となるが,通常は, 前腕肘窩あるいは手背の表在静脈を用いる.
点滴ってどこに打つの?
点滴はどこに打ちますか 一般的には腕の静脈内に注射針を挿入します。 これは末梢静脈(まっしょうじょうみゃく)点滴と呼ばれ、30分から数時間程度と比較的短い時間で終了する点滴です。 これに対してカテーテルという医療用チューブを太い血管内に留置して行う投与方法があります。
静脈注射 血管 どこ?
静脈注射でよく選択される血管は、前腕の肘正中皮静脈、尺骨皮静脈、橈骨皮静脈です(図1)1)。 手関節部分の橈骨皮静脈は橈骨神経浅枝が橈骨神経に近接しているため、避けた方がよいとされています2)。
持続点滴静脈内注射 どこ?
カテーテルを鎖骨下の静脈から心臓に近い中心静脈まで入れます。 カテーテルの反対側は、皮膚の下を通して胸のあたりに出し、その先に薬液の入ったカセットを装着した携帯型精密輸液ポンプをフィルター付延長チューブでつないで持続的に薬液を注入します。 ※投与方法の詳細については、当サイトの「マニュアル・動画」ページをご覧ください。
採血 どこに打つ?
採血の穿刺部位と選択 採血には、手背静脈、橈側皮静脈、尺側皮静脈、肘正中皮静脈などの静脈が用いられますが、神経の走行に注意し選択することが大切です。 血管の選択は、できるだけ太くて柔らかな弾力性のある血管を選ぶのが一般的です。