中南米はカカオの発祥の地とも言われており、特徴的な味のカカオが今でも生産されています。 たとえば、ベネズエラ産はナッツのような味わい、エクアドル産は花のような香りなど、さまざまな特徴を持ったカカオが生育しています。 その特徴的な味を生かして、チョコレートを作るときの味の特徴づけに使われます。
カカオはどこから?
世界のカカオの半分以上は、西アフリカの2つの国- コートジボワールとガーナで栽培されます。 カカオの木はとてもデリケート。 栽培に適しているのは、赤道の南北緯20度の地域です。 気温20-32℃程度と暖かく、雨の多い場所でよく育ちます。
ココアの由来は?
スペインに持ち帰られたカカオという呼び名はヨーロッパに広まり、現在でもその名称が使われています。 しかし、ただ1カ国、イギリスだけでは、カカオという発音が難しかったためか、音の組み合わせが変わってCocoa(ココア)と呼ばれるようになり、その名称が定着。 日本もイギリスにならいココアという名称を使うようになりました。
国産カカオ どこ?
きっと世界が驚く。 通常、カカオは赤道を挟んで南北緯20度以内の地域で栽培されます。 国内でも平均気温の高い地域がいくつか候補にあがる中、栽培地として選んだのは小笠原諸島。 成功すれば、Made in TOKYOとして世界に日本産カカオを発信できます。
チョコはどこで生まれたの?
メキシコで生まれ、ヨーロッパで成長したチョコレートが日本に初めて伝わったのは18世紀末頃といわれています。 当時、日本はまだ鎖国をしており、唯一外国に門戸を開いていた長崎に、「しょくらとを」という名前で伝わりました。 また、国内で初めて販売されたのは、1877年(明治10年)になってからのこと。