無理な延命治療などは行わず、高齢者が自然に亡くなられるまでの過程を見守ることを「看取り」と呼びます。 元々は介護をするうえでの世話・看病など、患者を介護する行為そのものを表す言葉でした。 しかし、現在では、介護や看病などのお世話の有無に限らず最期を見守ることを指して「看取り」と考えます。 12 февр. 2021 г.
看取り介護 何をする?
看取り介護とは看取りの過程で日常的な生活のケアを行うこと。 具体的には、最期を迎える患者の意思を尊重し、日常生活の援助(食事や排泄など)を行います。 かつての日本では、死期が近い人にも人工呼吸器をつけたり、たくさんの薬を投与したりして、「どんな状況でも長く生きさせる」という考え方が主流でした。
ターミナルケア 何をする?
ターミナルケアは、体の痛みなどを取り除く「身体面のケア」、患者の不安や恐怖を緩和する「精神面のケア」、費用などの負担を取り除く「社会面のケア」の3つに分けられます。 通常の治療との違いは、延命を目的にしていないこと。
看取り介護って何?
人という個体の自然な死である老衰と末期がんなどの疾病による死は従来分けて考える必要がありますが、そのどちらにおいても「終末期」という死期が近づくことにより生じる様々な苦痛を緩和し、最期の日まで寄り添うケアを看取り介護といいます。
看取り期はいつから?
看取り介護のスタートは通常、医師の判断で決まりますが、高齢者の場合は食事ができなくなったときが一般的に看取りの開始時期と考えられています。 しかし、在宅に切り替えるタイミングを決めるのはとても難しいことです。 人は死期が近づくと、身体が栄養や水分を必要としなくなり、食欲が衰えてきます。