しかし、抗がん剤に含まれている白金化合物や植物アルカロイドが、細胞に含まれるDNA(デオキシリボ核酸)に影響を与え、主に末梢神経系に障害をもたらしていると考えられています。 具体的にはシスプラチン 、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンブラスチン、タキソール等がしびれを起こしやすい薬剤と言われています。
抗がん剤の副作用しびれいつまで続く?
出現時期や強さには個人差がありますが、抗がん剤投与後約2〜3週間後から手指や足底に感じることが多いようです。 こうした副作用がいつまで続くのかという点にも個人差があり、抗がん剤治療終了後、症状が改善するまで数カ月から長いときは1年以上かかる場合もあるといわれています。
抗がん剤 神経障害 なぜ?
抗がん剤の投与によって末梢神経症 状が起こるメカニズムは,主に神経細 胞の軸索変性や神経細胞への直接障害 と考えられている. ビンカアルカロイド系製剤やタキサ ン系製剤は,がん細胞内の微小管に作 用するが,神経細胞の微小管にも同時 にダメージを与え,神経症状を引き起 こすと考えられている.
抗がん剤 口内炎 なぜ?
口内炎の原因としては、抗がん剤治療の薬が、直接口の中の粘膜に作用することと、抗がん剤治療による骨髄抑制で白血球が減って感染を起こすことが挙げられます。 口内炎があると、食欲の低下、味覚の変化、食事がしみる、食事が飲み込みにくいなどの症状がでることがあります。 口内炎の対処のポイントを3つ紹介します。
抗がん剤の副作用はどんなものがありますか?
抗がん剤治療の副作用は、いろいろなものがあります。 抗がん剤の副作用には、自覚的なものとして、吐き気やおう吐、脱毛、便秘や下痢、食欲不振、しびれなどがあります。 白血球や血小板の低下や貧血等の骨髄抑制は、自覚症状が乏しく血液検査から把握します。