また抗がん剤によりがん細胞が破壊された物が血液中に放出されると腎臓に負担がかかる こともあります. 治療後は水分を十分補給し,尿意を我慢せず尿量を増やすことで,薬剤の排泄を遅延させないよう にし,がん細胞が破壊された物の排出を促し,腎臓への負担を軽くすることが大切です.
抗がん剤 輸液 なぜ?
シスプラチンは広く治療に用いられている有用な抗がん剤ですが、腎臓にダメージを与えることが知られています。 シスプラチンによる腎臓へのダメージを減らすため、シスプラチンの点滴前後には1リットルから2リットルの輸液を点滴し、尿量を増やすようにします。
抗がん剤 ステロイド 併用 なぜ?
ステロイドにはさまざまな作用があることから、治療の場で広く使用されています。 ステロイドはリンパ球を傷害する効果が期待できることから、リンパ系腫瘍の抗腫瘍薬として、他の抗がん剤と併用して使用されます。 その他に、食欲増進作用や、吐き気止めとしての作用も期待されます。
抗がん剤 尿量測定 なぜ?
シスプラチンを投与 した患者さんは腎機能障害を生じないよう十分な尿量が確保できているか確認 するために尿量測定を行っています。 しかし、抗がん剤投与後の患者の排泄物・ 体液には投与後一定期間、抗がん剤やその活性代謝物が含まれるため、患者さ んや医療者が抗がん剤暴露する恐れがあります。
抗がん剤 むくみ いつまで?
むくみは体の中に余分な水分がたまっている状態です。 このむくみは、投与が終了してから数ヶ月以内に回復していきます。 また利尿剤を服用することで回復することもあります。