抗がん剤は注射薬もしくは内服薬がほとんどで体の中の悪性の細胞(がん細胞)の増殖・がんの進行をおさえます。 抗がん剤治療は化学療法とも呼ばれ、1940年代から行われていて、抗がん剤の種類もどんどん増えており、その効果も確実に高まっています。
抗がん剤はなんのためにするの?
「抗がん剤」とは,がん細胞の細胞増殖過程に働いて,がん細胞の増殖を妨げ,がん細胞の死滅を促す目的で作られた薬剤です。 がんの進行度(ひろがりや転移の状態)や患者さんの健康状態を総合的に判断して化学療法を行います。 手術や放射線療法が適応とならない場合には抗がん剤を含む薬物療法を行います。
抗がん剤 なぜ通院?
現在では、抗がん剤治療も通院で行うことが増えてきました。 これは、抗がん剤の副作用を軽減するためのお薬(吐き気止めなど)やその他の対処方法も進歩してきて、通院で可能な治療は通院で行われるようになってきたからです。
抗がん剤 どんな時に使う?
手術治療や放射線治療が、がんに対しての局所的な治療であるのに対し、 抗がん剤は、より広い範囲に治療の効果が及ぶことを期待できます。 この ため、転移のあるとき、転移の可能性があるとき、転移を予防するとき、血 液・リンパのがんのように広い範囲に治療を行う必要のあるときなどに行 われます。
抗がん剤治療 どんな治療?
がん薬物療法とは、薬を用いて、がん細胞を死滅させたり、がん細胞の増殖を抑えたりする治療のことです。 全身療法ともいわれ、手術や放射線のように局所的に行う治療とは異なり、身体全体に薬を巡らせて作用させる治療法です。