加齢黄斑変性により黄斑部が障害を受けると、中心がぼやけたり、歪んで見えたり、暗くて見えにくくなります。また視力の低下も認められます。 多くの場合、症状は片側の目からあらわれますが、見えにくさは残りの目で補うため、異常に気づくのが遅れる場合があります。
黄斑変性症の初期症状は?
加齢黄斑変性の初期症状で特によく見られるのはゆがみです。 これは黄斑部網膜に水がたまることにより腫れて、網膜自体が変形することによります。 悪化してくると、中心部が暗くなったり、中心部が見えなくなり視力が下がってきます。 進行すると完全に失明することもあります。
黄斑疾患の症状は?
視力低下、中心暗点(視野の中心部;見ようとするところが見にくくなる)、視野欠損(視野の一部が欠けて見える)などの症状が急に出現します。 中心性漿液性脈絡網膜症のように水分が貯留する場合とはことなり、赤血球の成分が次第に網膜の細胞を傷害していくため、出来るだけすみやかに黄斑部から血腫を移動させる必要があります。
加齢黄斑変性症は何歳から?
加齢にともなって起きる病気ですので高齢者に多く、特に60歳以上に多くみられます。 75歳以上の約30%の人が黄斑変性症にかかっており、5年以内に残りの23%の人が発病するとされています。 また男性に多く、男性は女性の約3倍の頻度でみられます。 約20%には両眼性に発症します。
加齢黄斑変性 注射 何回?
どの薬でも原則として、最初の3ヶ月間(導入期)は1ヶ月に1回のペースで注射をします。 それ以降(維持期)は定期的な検査を受けながら、約2−3ヶ月に1回のペースで注射します。 病状によって注射の間隔は調整していきますが、治療を続けることが大切です。