間欠性外斜視は、〝心配ない斜視〟の代表です。 逆に、生後すぐに生じる乳児内斜視、遠視が原因の調節性内斜視などは、放置すると〝心配な斜視〟になります(弱視になる危険性あり)。 大人の場合は、脳の異常(脳出血・脳梗塞など)や内科の病気(高血圧・糖尿病・甲状腺疾患・重症筋無力症など)が原因で、突然斜視になることがあります。
斜視 治療しないとどうなる?
ところが、一方の目が斜視だと両目の視線がずれたまま物体に向き、物体の像が両目の網膜に正しく映らない。 すると、脳が混乱を防ぐために一方の目だけで見るようになる。 こうした状態が続くと、最終的には立体視ができなくなるほか、距離感を把握できなくなる。
斜視 治せますか?
斜視の中でも調節性内斜視はメガネで治りますが、それ以外の斜視はすべて手術で治療します。 手術は大変ですか。 斜視の手術自体は短時間で終わるのがふつうで、点眼麻酔だけで痛みもなくできます。 しかし、小さい子どもは不安のためおとなしく手術が受けられませんから、多くの場合、全身麻酔で手術します。
斜視の弊害は?
斜視があると、視力の発達が悪い(弱視)、遠近感がわからない(立体視ができない)、物が二つに見える(複視)、美容的な問題、疲れやすいなどの問題が生じます。
斜視 治療 何科?
受診するのは何科? 間欠性外斜視と思われる場合、眼科を受診しましょう。 受診したときは、日常生活でどういう支障をきたしているのかを医師に伝えると、診断がしやすくなります。