カリウム濃度が低下すると、筋力低下、筋肉のけいれんやひきつり、さらには麻痺が生じるほか、不整脈を起こすことがあります。 診断は、カリウム濃度を測定する血液検査に基づいて下されます。 通常は、カリウムを豊富に含む食べものを食べるか、カリウムのサプリメントを飲むだけで、治療としては十分です。
カリウム低値の症状は?
低カリウム血症の主な症状としては、 「手足の力が抜けたり弱くなったりする」があり、これに次いで「手足 のだるさ」、「こわばり」、「筋肉痛」、「麻痺」、「不整脈」などがあります。
カリウムが低いのはなぜ?
低カリウム血症を引き起こす原因には3通りあり、①食欲不振や偏食によるカリウムの摂取不足、②体外へのカリウム排泄の亢進、③血液中から細胞内へのカリウムの移動、です。 体外にカリウムが排出されるルートとしては消化管からと腎臓からの2つがあります。
低カリウムの重症度は?
■ 3.0mEq/L未満に低下すると食欲低下,便秘などの消化器症状,筋力低下,脱力,テタニーなど神経・筋症状,多飲・多尿など尿濃縮障害に基づく症状が生ずる。 2.5mEq/L未満の重症低K血症では,四肢麻痺,呼吸筋麻痺,心筋興奮性亢進に基づく不整脈が出現する。
低カリウム性ミオパチーの症状は?
4低カリウム性ミオパチー カリウムの低下で障害を受けやすいのは、筋肉(骨格筋や心筋)、消化管、腎臓です。 筋肉に関連した症状としては、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、こわばりがみられ、これらに加えて力が抜ける感じ、こむら返り、筋肉痛が現れてだんだんきつくなります。