低カリウム血症とは、血液中のカリウム濃度が非常に低い状態をいいます。 カリウム濃度の低下には多くの原因がありますが、通常は嘔吐、下痢、副腎の病気、利尿薬の使用が原因で起こります。 カリウム濃度が低下すると、筋力低下、筋肉のけいれんやひきつり、さらには麻痺が生じるほか、不整脈を起こすことがあります。
カリウムが不足するとどうなるか?
したがって低カリウム血症になると、消化管や筋肉、腎臓、神経系に障害を受けやすくなります。 筋力低下や筋肉痛、悪心(おしん)、嘔吐(おうと)、便秘、痙攣(けいれん)などの諸症状から、重度になると四肢麻痺(まひ)や自律神経失調、筋肉痙攣、呼吸筋麻痺、不整脈、麻痺性腸閉塞などに至ります。
カリウム減少の症状は?
低カリウム血症の主な症状としては、 「手足の力が抜けたり弱くなったりする」があり、これに次いで「手足 のだるさ」、「こわばり」、「筋肉痛」、「麻痺」、「不整脈」などがあります。
低カリウム血症の初期症状は?
軽度の低カリウム血症では、症状が現れることはほとんどありません。 血液中のカリウム濃度が3.0mEq/L未満の重度になると、脱力感、手足のだるさ、筋肉痛、筋力低下、こわばり、麻痺、不整脈などの症状がみられます。 症状が進行すると、歩行不能や起立不能、呼吸困難、褐色尿、多尿などが生じることもあります。
低カリウム血症 何科を受診?
低カリウム血症を疑うときは、内科の受診をおすすめします。