<咳喘息の診断基準> 季節性や日内差を認める長引く咳であり、喘鳴がなく、気管支拡張薬の効果が見られれば診断可能です。 咳の持続期間を除き比較的緩い診断基準です。 この診断基準ですと、一定数の割合で喘息の症状安定者や軽症喘息の患者が入りこむことになります。
咳喘息の診断方法は?
咳喘息の症状と診断基準1喘鳴を伴わない咳が8週間以上続く(聴診器で聞いても呼吸にゼイゼイ、ヒューヒューという音が入らない)2喘鳴、呼吸困難などを伴う喘息に今までにかかったことがない38週間以内に上気道炎(かぜ)にかかっていない4気道が過敏になっている5気管支拡張薬が有効な場合
喘息 どう診断?
喘息の診断では、問診をきちんと行うことが大切です。 喘息の特徴である発作性の呼吸困難、呼吸するときにゼーゼー、ヒューヒューという音がでる(喘鳴)、胸苦しさ、咳などの症状があるかどうかを確認します。 またすでに喘息と診断されている方であっても、コントロール状態を確認するうえで、問診はとても大切です。
Feno検査の基準値は?
日本人の成人健康者での正常値は約15ppbで、正常の上限値は約37ppbです。 ぜんそくを診断する場合、22ppb以上ならばぜんそくの可能性が高く、37ppb以上であればほぼ確実にぜんそくと診断できます。 ぜんそくの治療においては、NOが高値であればステロイド吸入が有効であると考えられ治療の必要性が判断できます。
咳喘息の特徴は?
咳喘息とは、咳が2~3週間、場合によっては数ヵ月にわたって症状が続いている状態です。 喘鳴(喉がゼイゼイ・ヒューヒューと鳴る)という症状や呼吸困難などの症状もなく、咳だけが長期間続くことが、気管支喘息とは異なる大きな特徴です。