咳喘息は、好酸球による気道の炎症; 気道の炎症を抑える吸入ステロイド; 気道の狭窄を . 治療に必要な期間・休薬できるかどうか? . 総合のかぜ薬は効きますか?
喘息持ちの風邪薬は?
風邪薬と喘息(ぜんそく)の薬を一緒に飲んでよいですか? 喘息(ぜんそく)の患者さんが風邪を引いて風邪薬をもらった場合は、喘息(ぜんそく)の薬は今まで通り服用した上で、風邪薬も一緒に飲んで下さい。 風邪薬を飲んでいる間は、喘息(ぜんそく)の薬は中止してもよいと誤解されている患者さんがおられますが、これは間違いです。
咳喘息 どうしたら治る?
風邪薬、抗菌薬、せき止めは、せき喘息に対してほとんど効果がありません。 治療としては、気管支拡張薬(気管支を拡張させて通気をよくし、呼吸を楽にする薬)や吸入ステロイドを中心に行います。 気管支拡張薬は、せき喘息の診断にも用いられます。 気管支拡張薬を吸入してせき症状が治まれば、せき喘息だと考えられます。
咳喘息の薬は?
市販薬や処方薬の咳止めなどを用いても、咳喘息の場合はほとんど効果がありません。 基本的には、気管支拡張薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬(抗アレルギー薬)、吸入ステロイド薬を使います。 治療を開始して1~2週間で咳は改善します。 症状が良くなっても、治療を中断すると再発することがあるので、よく主治医と相談しましょう。
咳喘息の治癒期間は?
一般的な治療期間は約3カ月間です。 吸入薬を使用すると1~2週間で咳症状の改善が期待できますが、そこで終わるのではなく、気管支の炎症をとるためにさらに約2カ月間継続して吸入による治療を続けます。 症状が治まっても吸入を続けるのがポイントです。 通院の頻度は、咳が出ている間は1週間に1度。