ケロイドについて ケロイドは、傷が治る過程において原因不明の炎症が持続することにより、線維形成が収束しないことによる皮膚線維増殖性疾患と考えられています。 手術後の縫合創なども、一時的に赤みが増して硬くなることがあります。 通常は術後1-2ヶ月を過ぎたあたりから、赤みが減り軟らかくなっていきます。
ケロイド 何年?
完全に炎症が引くまで、1年から5年くらいかかることもあります。 キズあとには、肥厚性瘢痕よりも炎症が強いものがあり、それを「ケロイド」(図1C)といいます。 ケロイドの発症には後述する「ケロイド体質」の関与が大きく、遺伝することもあります。
ケロイドの出来方は?
ケロイドは皮膚の深いところにある真皮という部分で炎症が続いてしまうことにより生じる疾患です。 炎症ですから、痒みや痛みがあります。 本来、きずを治すために必要な炎症が過剰に続いてしまうため、血管ができて赤く見え、膠原線維(コラーゲン)ができて盛り上がります。
ケロイドの治療期間は?
一般に自然治癒期間は2~3年ですが、時に5年以上に及ぶこともあります。 ケロイド・肥厚性瘢痕の保守的治療保守的治療には圧迫療法、ステロイド局所注射、飲み薬などがあります。
ケロイド かゆい 何科?
ケロイドは激しいかゆみ・痛みを伴うことが多いので、早めに形成外科を受診することが望まれます。